- 多点校正モード(Ver1.21以降のCPUバージョンで有効です)
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- レーザ外径測定器の校正は通常2点で行ないます。2点校正では、測定エリア内での細径と太径の2点に対して直線を引いて校正しますが、実際には測定外径に対する非直線性があります。殆どのアプリケーションでは、この測定曲線の非直線性は無視できますが、非直線性に対してより細かく精度を追求したい用途では多点校正が有効になります。
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- 従来の2点校正ではLoとHiの2点で校正しましたが、多点校正モードでは、
Lo[0]、
Lo[1]、
Lo[2]、
Lo[3]、
Hi
の5点になります。
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| リアパネルのGAINスイッチを8以上にセットすると、多点校正モードとなります。多点校正でのGAINの値は右の様になります。 |
設定8 |
:0.1um/V |
| 設定9 |
:1um/V |
| 設定A |
:10um/V |
| 設定B |
:0.1mm/V |
| 設定C |
:1mm/V |
| 設定D |
:10mm/V |
| 設定E |
:0.1m/V |
| 設定F |
:1m/V |
- 多点校正時も2点校正時と同様に、フロントパネルのREF PRESETスイッチとCALスイッチを用いて校正します。Lo[0]への校正は、フロントパネルのLOW LIMITスイッチの最下位桁(一番右の桁)を0に設定して、測定ゲージの外径値をREF PRESETスイッチに設定し、CALスイッチのLを押込むことによって行ないます。CALのLをしばらく押込んでいて、8.8.8.8.8.と表示され、次にREF PRESETで設定した値が表示されたらLo[0]校正終了ですので、CALのLを押すのを止めます。Lo[1]-[3]のときも同様にLOW LIMITスイッチの最下位桁を1-3に設定してCALのLを押込むことによって行ないます。
- 最も太い径のHi校正はLOW LIMIT設定とは無関係に、従来の2点校正の時と同様にCALのHを押込むことで行ないます。
- 2点校正において従来の方法で細径と太径の2点に対して校正すると、Lo、Hi校正値がそのまま多点校正でのLo[0]とHiに代入されます。また、逆に多点校正でのLo[0]とHiの値は2点校正でのLoとHiにも自動的に代入されます。
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- また、2点校正すると、多点校正でのLo[0]とHiが更新されると同時にLo[1]-[3]には、LoとHiの2点間を4分割した値が自動的に代入されます。従って2点校正が完了した時点での2点校正直線と多点校正直線は全く同じになります。
[例]2点校正でLo=2mm、Hi=20mmで校正すれば、多点校正の各点は
Lo[0]=2mm、
Lo[1]=6.5mm、
Lo[2]=11mm、
Lo[3]=15.5mm、
Hi=20mm
となります。
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- 但しこれは2点校正でCALを押した際にLo[1]-[3]を更新するのであって、リアパネルのGAINスイッチにて多点校正から2点校正に切替えただけでは更新されません。
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- ここではLo=2mm、Hi=20mmで2点校正された状況を例に、実際に多点校正する場合の折れ線近似の様子を見てみます。
- 今14mmゲージを測定したら、14.3mmと表示されたとします。([註]実際にこんなにずれることはありません。)
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- これを正しく14mmと表示させるためには、14mmの点を範囲に含むLo[2]かLo[3]の点を再校正します。
(例えば、Lo[1]を14mmとして校正すると、Lo[2]=11mmなので矛盾が生じます。校正点の関係が最終的には、
Lo[0] < Lo[1] < Lo[2] < Lo[3] < Hi
となる必要があります。もしLo[1]を14mmとして校正する必要があるならば、Lo[2]も14-15.5mmの間の点で校正すれば、最終的に上の式を満足します。あくまでも最終的に上の関係式を満足していれば、校正途中では矛盾が生じても構いません。)
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- Lo[2]を校正すると、右の様な折れ線になります。
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- Lo[3]を校正すると、右の様な折れ線になります。
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- 出荷時の校正値の復帰方法は多点校正でも2点校正時と同じく、CALのHとLを押込みながら、電源投入することによって行ないます。このとき、GAINスイッチの設定とは関係なく、2点校正値と多点校正値共に同時に復帰します。
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